北海道函館市の職員の56歳の女が、不正に入手したキャッシュカードで現金5000円を引き出して盗んだとして逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、函館市福祉事務所子育て支援課の職員、鎌田佳奈恵容疑者56歳です。
警察などによりますと、鎌田容疑者は、函館市内のコンビニのATMで、関係団体の口座から、不正に入手したキャッシュカードで現金5000円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。
警察の調べに対し、鎌田容疑者は「生活費が欲しくて盗みました」と容疑を認めているということです。
函館市によりますと、鎌田容疑者は、会計年度任用職員として、今年1月からDV被害を受けた女性などを支援する相談員として勤務していましたが、市が事務局を担う関連団体の口座を管理する業務も行っていたということです。
今年3月25日、福祉事務所の別の職員が、手提げ金庫の中に入れていた銀行のキャッシュカード2枚が紛失していることに気づき、通帳の記帳をしたところ、3月8日から19日の間に9回、計34万1770円が引き出されていることがわかりました。
函館市が、鎌田容疑者に聞き取りをしたところ「わからない」と答えたことから、警察に相談。今年5月に被害届を提出したということです。
函館市によりますと、鎌田容疑者は、逮捕される前に退職願を出していて、すでに受理されているということです。
警察は、函館市の被害の状況から、鎌田容疑者に余罪があるとみて、捜査をすすめています。
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