島根県安来市のアパート家屋内で22日、遺体が発見された死体遺棄事件で、見つかった遺体の身元は、この部屋に住む容疑者の妻であることが警察の調べで分かりました。

この事件は、自宅のダイニングキッチンに遺体を放置していた死体遺棄の疑いで、安来市に住む無職の男(77)が逮捕されたもので、警察が遺体の身元確認を急いでいました。

警察によりますと、「臭いにおいがする」とアパートの住人から連絡を受けた管理人と不動産会社の社員らが21日に男の部屋を訪問。中に入って確認したところ、キッチンのシンク前に、服を着た状態で仰向けに倒れている遺体を発見し、110番通報したということです。

遺体に目立った外傷はありませんでした。

男は「死んでいるのは妻です。放置していました」と話し、調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察がその後に行った司法解剖で、遺体の身元は、連絡が取れなくなっていた男の妻(76)で、6月中旬ごろに死亡していたことが推定されるということです。

なお、死因の特定には至っておらず、安来警察署が引き続き調べを進めています。

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