北陸電力は能登半島地震の影響で故障した志賀原子力発電所2号機の変圧器について、本格復旧に2年以上かかる見通しを明らかにしました。

北陸電力によりますと地震前から運転を停止している志賀原発2号機は、外部からの電気を変換する変圧器が地震で故障し、使用済み核燃料を冷却するための外部からの電源5回線のうち2回線が使えなくなっています。

北陸電力は「残りの3回線を使って電気を受けられ、発電所の安全性は確保されている」と説明しています。

一方、本格復旧については、新たな変圧器の製造に2年程度かかる見通しを明らかにしました。

また、代わりとなる設備を2025年9月までに完成させ、暫定的に5回線全てで電気を受けられるようにするということです。

能登半島地震では志賀町で震度7、志賀原発1号機の地下で震度5強を観測しました。

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