ガラスの江戸風鈴と南部鉄器の風鈴計約500個が東京・東銀座地域の劇場や商店など約90カ所に飾られ、猛暑の繁華街に涼しげな音色を響かせている。8月18日まで。

錦絵が描かれたガラスの江戸風鈴が並ぶ=22日、東京都中央区築地1の銀座松竹スクエアで

 銀座松竹スクエア(中央区築地1)1階では、区内37町の名前と、各町をイメージさせる錦絵を描いた短冊を下げた江戸風鈴が揺れる。地元に岩手県のアンテナショップがある縁で、南部鉄器の風鈴も集めた。  新型コロナウイルス禍でも楽しめるよう、街づくりを手がける一般社団法人「東銀座エリアマネジメント」が始め、好評で4年目となった。広報担当者は「少しでも涼しくなり、江戸の文化を感じてもらえたら」と話す。(鈴木里奈)  ◇  ◇

◆市原で38.4℃…各地で猛暑日、大気の不安定な状態続く

 関東地方は24日、千葉県市原市で38.4度まで気温が上がるなど、広範囲で35度以上の猛暑日が続いた。湿った空気の流入と気温上昇の影響で大気の状態が不安定となり、雷雨も各地で発生。雨や風の変化で気温が急激に下がるなど、天気が目まぐるしく変わった。

突風の影響で支柱が折れ、倒れたゴルフ練習場のネット=24日、埼玉県志木市で、本社ヘリ「あさづる」から(平野皓士朗撮影)

 各地の最高気温は栃木県佐野市で38.1度、水戸市で37.7度、東京都八王子市で37.2度、都心で36度、埼玉県越谷市と神奈川県小田原市で36.9度、群馬県桐生市で35.8度など。

◆都内や埼玉では雷雨や強風

 都内や埼玉県では昼前後に雷雨となり、練馬区の気温は正午の36.2度が、午後1時には22度台まで急降下。南風が西風や北西風に急変し、練馬区で最大瞬間風速20メートル、さいたま市で同22.3メートルの強風が吹いた。  大気の非常に不安定な状態は25日深夜まで続くとして、気象庁は激しい雷雨や突風への注意を呼びかけた。(宇佐見昭彦) 

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