スイス・ジュネーブで開かれているNPT再検討会議の第2回準備委員会で日本時間の23日夜、鈴木長崎市長らがスピーチしました。

鈴木長崎市長は平和首長会議の副会長として、会長を務める松井広島市長と日本時間の23日の夜行われた「NGOセッション」で演説を行いました。鈴木市長は「核兵器は、人間が人間らしく生きる尊厳を容赦なく奪い去る残酷な兵器」だと強調したうえで、核兵器への依存が強まる現状に危機感を示し各国に訴えました。

平和首長会議・副会長 鈴木史朗長崎市長
「核兵器は絶対に使ってはならない。人類が核兵器のリスクから免れるための唯一の手段は『廃絶』しかないのだ」

鈴木市長はその上で、2026年2月に失効を迎えるアメリカとロシアの間の核兵器削減条約・新STARTの後継条約に向けた交渉を行うよう両国に強く求めました。準備委員会では今後、核軍縮や安全保障などについて議論される予定です。

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