去年、爆発が起きるなど複数回火災が発生し、現在も運転を停止している鳥取県米子市の米子バイオマス発電所について、23日、発電所の周辺住民が米子市役所を訪れ、騒音などによる被害の実情を訴えました。

米子市役所を訪れたのは、米子バイオマス発電所の周辺住民5人です。

米子バイオマス発電所は、おととし4月から営業運転を開始しましたが、去年5月と7月に火災が発生。
9月には、燃料受入れ建屋の壁が吹き飛ぶ爆発を伴う火災が発生し、現在は稼働を停止しています。

23日は、周辺住民が米子市に要望書を提出。
周辺住民の中には、騒音により不眠症と診断された人もいるなど、心身に不調をきたしている人が複数人いる実情を市に訴えました。

その上で、騒音と健康被害の実態調査の実施を求めました。

米子バイオマス発電所の周辺住民
「住民の環境を守るっていうのは、市としては本当に大事な仕事だと思うので、調査したり、工場に対して意見言ったりしていただきたい」

米子市経済部 若林満弘 部長
「再発防止をきちんとしていただくこと。それから住民との信頼関係を構築していただくことを、我々としては一緒になって事業者にお願いして参ります」

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