ある大会で全国一を目指す高校生を紹介します。
真剣な表情でパソコンと向き合うこちらの生徒。
画面を見てみると、複雑な文字の羅列。
平山裕子アナウンサー:「今打っているこの暗号のようなものは?」
小池楓さん:
「そうです。実はこれ、プログラミングなんです。この打ち込んだプログラミングは、このロボットに入れることによって、ロボットがそのプログラム通りに動いてくれるんです」
そう話すのは小池楓さん16歳、山梨学院高校の1年生です。
6月にロボットのプログラミングのアイディアや技術力を競う“ロボットコンテスト”に出場。
ロボットを操り、既定のコースを走り抜く「タイムアタックレース部門」で予選を勝ち抜き、全国準優勝を果たしました。
小池さん:
「去年も出場したんですけど、そのときはちょっと部品の不具合で完走できなかったので、今年は完走できたことが自分の中ではとても嬉しかったです」
「一個一個の角がしっかり曲がれたとか、まっすぐ行くことはもう大前提とかもそういうことができていると『よし!』って感じで嬉しいですね」
小学2年生からロボットのプログラミングを始めたという小池さん。
これまでに作ったロボットは100体以上!
今回小池さんが作ったロボットの一部を実際に見せていただきました。
まずは大会で準優勝したオムニロボット“カイ”
どうしてロボットが壁にぶつからないように勝手に曲がるのでしょうか?
小池さん:
「超音波センサーが壁を感知して自動で曲がるようにプログラミングしてある。もし前に壁があって左に壁がなかったら、左に曲がる。もし前と左のどっちにも壁があったら、今度は右に曲がるようにプログラムされています」
続いては“リンクロボット”
小池さん:
「こちらはリモコンで動くようにプログラムされているロボットです」
実際に動かしてもらうと動きがかわいい。
小池さんが通うディスカバリー甲府南教室、実はご両親が開いた教室なんです。
父・小池桂さん:
「私が始める前までは山梨県にはロボットを教えるっていう教室は本当になくて、子供たちのお役に立てればと思い、勉強だけじゃなくて、こういうクリエイティブ能力と自分たちの発想を生かせるお子様に成長してもらえればと思っております。」
母・恵子さん:
「私の希望的にプログラミング脳を作りたくて、答えは一つじゃなくて道のりは何個もあるけど、最短の道のりを自分で探し当てるということがプログラミング脳ができて良かったことですね」
下は年中から上は高校2年生までが教室に通っています。
高校生になった小池さんも後輩たちにプログラミングのコツなどを教えています。
そんな小池さん、来年の大会が出場最後の年になるそうです。
小池さん:
「ロボットを作ることは当然なんですけど、これからまたプログラムとか学ぶこともあると思うので、そういうのを生かしていきたいと思います」
「次回は1位を目指して頑張りたいと思います」
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