東京で開催された「太平洋・島サミット」に出席するため来日したミクロネシア連邦のシミナ大統領が23日、園田学園女子大(兵庫県尼崎市)を訪れ、大学に保管されている同国製の木彫りの帆走カヌー「ペサウ号」を視察した。  ペサウ号は同国ヤップ州マープ島の首長らが伝統のカヌー技術を継承するために建造、1986年に小笠原諸島父島まで約3千キロを1カ月かけて航海した。航海後、財政面で支援していた園田学園女子大に友好の証しとして寄贈された。  今回はシミナ大統領が地方視察の一環で訪問。大学の展示室にある帆船を見学した。大統領は時折船に手を触れつつ、担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。


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