熊本県の補助金7800万円を不正に受給したとして逮捕された男が送検されました。

現時点で5300万円以上が未回収となっています。

県の補助金をだまし取ったとして詐欺の疑いで送検されたのは、熊本県八代市郡築十二番町の養殖業・北村和彦 容疑者(60)です。

警察の調べに対し、北村容疑者は「騙し取ったのは間違いない」と容疑を認めているということです。

これを受け、県は会見を開きました。

県は北村容疑者に2020年9月から3回にわたり、見込み額を先に支払う「概算払い」として補助金7800万円あまりを振り込みましたが、その際の手続きは書面や口頭での確認のみで、証拠書類の提出や現地での確認などは行っていませんでした。

熊本県アグリビジネス課 林田慎一 課長「概算払いをする時に、現地を見なかったりとか、実際の画像や写真をもらわなかったというのは適切なやり方ではなかった」

また、現時点で5300万円以上が未回収で、県は今後、弁護士とも相談しながら回収を進めていくということです。

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