299人が犠牲となった長崎大水害から23日で42年です。土石流の被害にあった長崎市川平地区では犠牲者を悼む慰霊祭が執り行われました。

42年前の7月23日、長崎は記録的な豪雨に見舞われました。


観測史上最大の時間雨量187ミリを記録した長崎大水害では土砂災害や河川の氾濫などで1,500棟を超える住宅が全半壊し299人が犠牲になりました。


(防災無線のサイレンの音)
このうち長崎市の川平地区では、山の中腹で発生した土石流が斜面地の住宅を襲い、34人が犠牲となりました。


23日の慰霊祭には約20人が集まり、大水害で亡くなった人たちを悼みました。


妻の家族が被災した朝長大輔さん
「妻の親が安否確認でちょっと見て来るといって外に出たら水がきてもう電柱にしがみついて、何とか助かったと。(自然)災害の前では無力ということを改めて思う」
松本幸一自治会長
「災害って忘れたころにやってくる。僕が一番懸念しているのはそのあとね。42年以降どうやって引き継いでいくか色んな人に。そこが一番の課題」


あの日から42年。犠牲者に祈りをささげるとともに改めて防災について考える日です。

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