熊本市電の新たな決済手段として導入を検討してきた顔認証システムについて、熊本市が導入を断念する方針であることが分かりました。

熊本市電では、去年12月から運賃決済を顔認証でできるシステムの実証実験を行い、導入を検討していました。

しかし、導入にかかる費用が約6000万円、固定費が年間約800万円かかる上、ICカードなどによる支払いより時間がかかることから、市は現時点で導入を見送る方針だということが関係者への取材で分かりました。

一方、廃止する方針を示している全国交通系ICについては、簡易な端末の導入で利用を継続できる案を新たに市議会に示すと見られますが、導入には多額の費用がかかる見込みです。

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