今週のニュースエコーでは「涼を求めて」と題して、暑い夏を乗り切るための涼しさ感じる場所やグルメをシリーズでお伝えします。1回目のきょうのテーマは海です。
3年前に復活した陸前高田市の高田松原海水浴場を井丸キャスターが遊び尽くします。

(井丸キャスター)
「高田松原にやってきました。右側には松ときれいな砂浜と海が広がっています」

涼を求めて井丸キャスターが訪れたのは、陸前高田市の高田松原海水浴場。

東日本大震災で全長2キロの砂浜や7万本あったとされる松林が流失しましたが、砂浜の再生や松苗の植樹などの復興事業が進み、震災から11年後の2021年に海水浴場が復活しました。
今年は7月13日に海開きとなった海水浴場。
さっそく海に入ってみると…。

(井丸キャスター)
「うわー、ひんやりしてて気持ちいい」

海を満喫する井丸キャスター。
しかし…この日出迎えてくれたのは、海だけではありませんでした。
なにやら海から陸に向かって流れてくる霧のようなものが…

(多勢太一さん)
「あれはヤマセです」

ヤマセはこの時期、主に東北地方で吹く北東の冷たい湿った風のこと。
霧や低い雲が陸地に押し寄せることもあります。

教えてくれたのは、陸前高田市観光物産協会の多勢太一さんです。

(井丸キャスター)
「多勢さん、あれ何ですか?」

(多勢太一さん)
「あれは海上アスレチックで、高田松原ウォーターパークという施設になっています」

井丸キャスターの目に飛び込んできたのは、全長およそ30メートル、幅45メートルほどの海に浮かぶアスレチック。
高田松原海水浴場に去年オープンした人気の施設です。
さっそく体験してみると…

(井丸キャスター)
「じゃ、いきます!これ、けっこう急ですよ。速そう。いきます。うわ、速い!」(ドボン!)「気持ちいい」

3メートルの高さから海に飛び込む滑り台などで構成される施設は、大人も子どもも楽しむことができます。

多勢さんに高田松原海水浴場の魅力を聞くと、砂浜でひときわ目立つ青い旗の話をしてくれました。

(多勢太一さん)
「本当に厳しい基準をクリアしないと取得ができない、本当にきれいで安全で安心なビーチに贈られる、そういった証だと思っています」

青い旗は、国際的に安全・安心なビーチとして認められた海水浴場に贈られる「ブルーフラッグ」。
2024年5月、高田松原海水浴場が岩手県内で初めて取得しました。


ビーチバレーを楽しめる常設コートなどのアクティビティ面に加え、体が不自由な人でも海水浴を楽しめる専用の車イスを用意していることなどが評価されました。

海を楽しんだ後は、グルメも楽しみます。
こちらは陸前高田市民のソウルフードとも呼ばれる熊谷精肉店のホルモン、通称「熊ホル」です。


高田松原海水浴場では焼き台や炭などがレンタル可能で、手ぶらでバーベキューを楽しむことができます。

(井丸キャスター)
「濃厚なみそが効いてて、ホルモンのコリコリ感があっておいしいです」

そしてこの時期に食べたくなるのが冷たいスイーツ。
井丸キャスターが食べるのは、市内の観光農園だいわフルーツパークで栽培されたフルーツを贅沢にトッピングした「きらきらサンデー」です。

(井丸キャスター)
「ソフトクリームの上には農園で採れた7種類の果物がのっています。それではさっそくいただきます」「うん、冷たくておいしい」

陸前高田市では、冷たいスイーツを味わい尽くすこんな企画も…

(井丸キャスター)
「実はこういった『ひゃっこいシールラリー』というキャンペーンもいま行っています」

海水浴の後に、市の中心部にある6つの飲食店で、ジェラートなどの冷たいスイーツを食べてシールを集めるとプレゼントがもらえる企画で、8月18日まで行われています。

遊び尽くすには1日では足りないかもしれない陸前高田の海。


暑さが続くこの夏、涼を求めて訪れてみてはいかがでしょうか?

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