今や旅の途中に立ち寄るスポットではなく、“1日遊べる目的地”となった道の駅。全国1200以上のなかから満足度ナンバーワンが決まりました。

夏休み必見! 進化した道の駅 満足度 全国1位は?

南波雅俊キャスター:
旅行情報誌「じゃらん」が道の駅に関するアンケート調査を実施し「じゃらん 全国道の駅グランプリ2024」を発表しました。

▼1位 宮城「あ・ら・伊達な道の駅」
▼2位 群馬「道の駅 川場田園プラザ」
▼3位 山形「道の駅 米沢」
▼4位 北海道「道の駅 花ロードえにわ」
▼5位 岩手「道の駅 遠野 風の丘」

今回、3度目の1位となった宮城県大崎市の「あ・ら・伊達な道の駅」は、いつ来ても楽しめる道の駅ということで、ジビエなど産直食材や週末限定の熱気球体験、また地元の方向けのクリーニング店などもあり、観光地としても、地元の皆さんにとっても憩いの場になっているそうです。

道の駅を訪れたのは1200か所超という、道の駅キュレーターの守屋之克さんによりますと「長時間滞在できる施設が増えている。観光での立ち寄りだけではなく、道の駅を目的地として利用する人が増えている」といいます。

井上貴博キャスター:
道の駅は何でもありの総合エンターテインメントになっているので、別の目的がある場合は寄らないようにしています。

ホラン千秋キャスター:
夏場は購入した野菜などを車の中に置いたままにして、他の場所に遊びに行くのは難しいですよね。帰りに寄るというのも、商品が残っていればいいのですが…

産婦人科医 宋美玄さん:
子どもがいるので移動だけで何もしないわけにもいかない。移動距離が長いときは道の駅に寄るのもいいですね。

人気!「道の駅 まえばし赤城」お目当ては“ローストビーフ丼” “皮ごと食べられるバナナ”も

2023年3月にオープンした群馬県前橋市の「道の駅 まえばし赤城」は年間利用者約440万人という非常に人気な施設です。

注目は全国の道の駅のナンバーワングルメを決める「道1グランプリ」で準グランプリに輝いた「赤城牛のローストビーフ丼(1210円)」です。

また海に面していない群馬県ですが、東京の市場を経由せず、太平洋側と日本海側から旬の魚が届くため、売り場には新鮮な魚がズラリと並んでいます。

道の駅まえばし赤城 星野圭佑駅長は「太平洋側日本海側では旬のお魚の時期が逆」といい、それぞれの旬の魚が集まるそうです。

さらに、あっという間に完売するという、皮ごと食べられる「まえばしバナナ」を“道の駅の中”で栽培したり、子どもが遊べる広い公園やオーガニックレストラン、温浴施設などもあるということです。

道の駅に“隣接ホテル”続々 高級ホテルが展開する宿泊施設も

南波キャスター:
家族みんなで一日中楽しめる道の駅。最近では“隣接ホテル”も続々とオープンしているそうです。栃木県宇都宮市にある道の駅「うつのみや ろまんちっく村」では徒歩約2分のところにマリオットホテルが展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット 栃木宇都宮(2万1780円~(1室・最大2人、基本素泊まり)」があり、道の駅で食事をしてから宿泊ができるということです。

暑さしのぐ “ひんやり体験”も

また、変わった体験ができる道の駅もあります。

【山梨県富士吉田市「道の駅 富士吉田」】
・富士の湧き水 汲み放題(無料)
・「富士山レーダードーム館」で富士山頂寒さ体験 風・映像・音で寒さを再現。ブリザードコース 風速15m/s 体感温度マイナス25度(入館料 大人630円・小中高生420円)

【栃木県佐野市「道の駅 どまんなか たぬま」】
・日光の天然氷が味わえる「いちご畑 1050円」
・お化け屋敷「首切り場の祟り」8月25日まで 小学生以上500円
・ちびっこプール 夏休み中 開催 1人1時間 400円

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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信し、女性の性に関する著書が人気

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