22日は二十四節気の「大暑」。暦の上では、1年で最も暑い時期とされています。文字通り、最高気温が35度を超え、今年一番の厳しい暑さとなったところもありました。

(記者)「きょうも夏空が広がっています。強い日差しなかで、海を満喫する人たちでにぎわっています」

鹿児島県内は22日も高気圧に覆われて気温が上昇し、肝付町36.8度、伊佐市35.8度など、県内33の観測地点のうち13地点で今年最高を観測しました。肝付町と指宿市、中種子町では7月の観測史上最高となり、厳しい暑さとなりました。

鹿児島市も喜入で35.6度と、平年を上回る暑さとなり、桜島をのぞむ磯海水浴場では、夏休みに入った子どもたちが海で泳いだり、砂浜で遊んだりしていました。

(小学6年)「(海に来たのは)今年1回目」「ぬるい」

(小学1年と父親)「暑かったので、夏休みにも入ったので(海に来た)」「貝がらさがしをする」

一方、海の安全を守る監視員は、氷の入った袋を頭に乗せて暑さ対策をしていました。

炎天下の中、鹿児島市の甲突川では氾濫を防ぐため、重機を使って川の土砂を撤去する工事が行われていました。作業員は小型のファンがついた作業着を着て、暑さをしのいでいました。

(作業員)「少しは違う。着ないより、着ていた方がいい」

昼食は冷やし中華をとり、体の中から熱を冷ましていました。

(作業員)「冷たいのがいい。重機に乗って、ものすごく暑い」

(タイカイ 前田貴司工事課長)「年々暑くなっている感じがする。休憩を多めにとるなどの対策をとり、無理のないように作業する」

県によりますと、熱中症の疑いで22日午後4時までに救急搬送された人は22人で、今シーズンあわせて827人に上っています。

県内は23日も熱中症警戒アラートが発表されていて、熱中症への対策が必要です。

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