福島県いわき市のアクアマリンふくしまでは、夏休みに家族で楽しめる企画展が開かれています。
7月13日から始まった企画展「旅する深海魚」。自由研究の参考にもなる展示が、たくさんあります。
そもそも、深海魚の「深海」とは、どんな環境かわかりますか?深海とは、水深200メートルより深い海のことをさします。特徴は、低温で、暗闇で、高圧、水圧が高いということで、私たち人間からするととても過酷な環境です。そんな環境で過ごしている魚を「深海魚」といいます。
深海魚なのに「浅い海」で育つ…?
なかなか想像できない、未知の世界をご案内します。展示の中に入ると、深海をイメージした暗い道になっています。
海よりも深い知識を持つ飼育員、石井輪太郎さんに話を伺います。
Q.石井さんがこの企画展を考えたということですが、どんな展示になっていますか?
石井さん「深海魚の一生をテーマに、子どもから大人まで楽しめる展示になっています」
今回は、深海魚の中でも、ある特徴を持つ深海魚にスポットをあてているんです。
それが「浅い海で育つ深海魚」です。
深海魚の中には、浅いところまで卵が浮いて、そこで幼魚の期間を過ごす種類がいます。そして、大人になると、再び深海まで戻ります。
Q.浅い海のほうが敵もたくさんいて、過酷なんじゃないかと思いますが…
石井さん「天敵は多いけど、その分エサが豊富なので、幼魚たちが育つ場としては適していると思います」
そして、深海魚の企画展にあわせて、レストランには「深海グルメ」も登場しました。
辛い!“辛”海カレーを実食!
石井さん「お待たせしました『辛海メヒカリカレーセット』です。深海の暗さをイメージした黒いカレーです」
佐藤玲奈アナウンサー「辛い!辛いですけどスープっぽいのでするすると…辛い~」
ライスには、旅する深海魚・メヒカリの唐揚げがトッピングされています。
あれ?後ろに・・・水津さん?
水津邦治アナウンサー「本当においしいです!最高!辛いけど、メヒカリもおいしい!」
アクアマリンふくしまでは、夏休みに合わせて様々なイベントが行われます。蛇の目ビーチでは、ヒトデやナマコなど生き物に触れる体験を設けます。
さらに、深海魚のうちわやちょうちん作りなどのワークショップも行われます。
アクアマリンふくしまでは、8月3日は小名浜花火大会が終了するまで、11日から14日は午後7時まで、開館時間を延長するということです。夏休み、アクアマリンふくしまで、学んで食べて楽しんでみてはいかがでしょうか。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。