SNSでの副業を持ちかけられ、40代男性が58万5000円をだまし取られていたことが19日までにわかりました。詐欺グループは40代男性が専用サイトでアカウントを作成したところで報酬を与え、信用させていました。

SNSでの副業名目で特殊詐欺の被害にあったのは、富山市の40代男性です。

富山南警察署によりますと今月上旬、富山市に住む40代男性の携帯電話に「簡単なアルバイトに興味はないですか。日給は1万円から5万円」などのメッセージが表示されました。

興味を持った40代男性がメッセージに書かれたLINEの女の名前のIDを追加すると、LINEの女から仕事の内容について「Youtube動画のスクリーンショットを送信する仕事」「報酬を受け取るためには専用サイトでアカウントを作成する必要がある」などと説明を受け、専用サイトでアカウントを作成すると、報酬が口座に入金されました。

さらに女は「ビットコインの価格の上下動を予想して、入金額に応じた報酬を受け取ることができる」などの投資の話を持ち掛けてきたので、40代男性は指定された口座に5回にわたり合計13万5000円を振り込んだということです。

さらに女は「操作が遅く処理がタイムアウトしたため、同じ仕事をしているメンバーに損害が出ている」「損害金として45万円を支払えば損害を相殺できる」などと言われ、男性は指定された口座に45万円を振り込みました。

その後「損害金の入金もタイムアウトとなったため、違約金として57万7219円を支払わなければならない」と言われたところで、詐欺にあっていることに気付いたということです。

警察はSNSなどで儲け話を持ちかけ、指定した口座に現金を振り込ませるのは詐欺の手口であり、お金を要求されたら1人で悩まず家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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