福岡県大野城市に住む高齢女性がSNS上で投資話をもちかけられ、約320万円をだまし取られていたことがわかりました。
警察によりますと、今年4月下旬から5月までの間で大野城市に住む女性(76)が、投資関連のウェブサイトを見ていた際、有名投資家を名乗るSNSのアカウントをクリックしたところ、SNSのグループに招待されました。
女性はSNS上で、有名投資家のアシスタントを名乗る複数のアカウントから暗号資産の投資話をもちかけられ、投資名目で現金240万円あまりを指定された複数の口座に送金したということです。
利益の一部を引き出そうとしたところ、アシスタントを名乗るアカウントから「現金化するためには税金の支払いが必要」「税金額は利益分の約20%」と言われたため、税金の名目で約80万円を送金しました。
すると、別のアカウントから「指定口座を間違えているので現金化できない」「現金化するには運用利益の約630万円を振り込まないといけない」と言われたことから不審に思い、警察に相談して事件が発覚したということです。
警察は詐欺事件として捜査を進めるとともに「安易にSNS広告の投資話に乗らない」「面識のない人からの投資話を信用しない」などと注意を呼びかけています。
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