教諭がテストの点数を同級生に知らせたことで精神的な苦痛を受けたとして、滋賀県の県立高校に通っていた男子生徒と両親が県を提訴しました。

 訴状によりますと、元生徒は今年1月、同級生4人と英語の補習テストを受けましたが、採点した男性教諭が無断で、テストを受けた5人に5人全員の名前と点数を送ったということです。元生徒は「成績の低さをこれまでもからかわれてきた。点数を知られることで今回もまたからかわれるのではないかとさらに苦しんだ」などとし、県に対し慰謝料50万円を求めています。

 MBSの取材には、「一斉送信ではなく個別に口頭で知らせてほしかった」と話しました。

 県はこうした事実を認めたうえで、「訴状を受け取ってから適切な対応をしていく」としています。

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