夏の甲子園出場をかけた全国高校野球選手権の沖縄大会が21日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、2年ぶりの甲子園を目指した興南(那覇市)が、エナジックスポーツ高等学院(名護市)を4ー3でサヨナラで下し、優勝を果たした。

9回では決着がつかず、同大会で初めて、延長10回以降は無死1・2塁から攻撃を始める「タイブレーク」制での決着となった。

創部63年目の伝統校・興南と創部3年目と新進気鋭・エナジック。対照的な良好の対戦は息詰まる熱戦となった。

興南は3回、2死3塁からエナジック・島田の本盗を阻止。また5回には先頭打者が放った右中間に抜けようかという打球に二塁手・島田が飛びついてキャッチするなど好守が光り、エナジックに試合の流れを渡さなかった。

エナジックは7回に3点を挙げ追いつくが、その後の流れは断ち切られた。

無死1・2塁で始まる延長10回のタイブレークでは、エナジックの表の攻撃を興南が再び好守で0点に抑え、その裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

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