福山大学などの産官学で取り組んでいる、バラの香りのするワインの瓶詰めが行われました。

世羅町のせらワイナリーです。専用の機械でワインが瓶へと注がれていきます。

こちらのワインは、福山大学の久冨泰資教授が福山市のバラから見つけたバラ酵母を用いて、従来の5倍の香りを出す変異株を使い、去年10月に仕込んだものです。

約9か月、タンクで発酵させ、500ミリリットルの瓶、約2400本が仕上がりました。これから6か月間、瓶の中で熟成されていきます。

世界初のワイン…。一体、どんな香りや味がするのでしょうか。

せらワイナリー 橋本悠汰醸造主任
「少しフローラルな、花のような香りがありますね」

久冨教授によりますと、口に含んだ香りの方がよりバラの香りを感じられるといいます。

せらワイナリー 橋本悠汰醸造主任
「立ち上る香りよりは口に含んだ方が香りをより強く感じますし、全体的にバランス良く感じることができるかな」

このワインは来年1月、福山市内の企業、ぬまくま夢工房が販売する予定です。

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