19日、北海道石狩のバイオマス発電所で、木くずから作られた“ペレット”の搬入していたところ、爆発が起き、作業員1人がやけどを負いました。

 爆発の瞬間の映像です。突然、建物から立ち上る黒い煙…。

爆発の衝撃でしょうか…カメラが小刻みに揺れています。近くの会社に設置されたカメラが捉えていました。

 19日午前9時半ごろ、石狩市新港中央2丁目のバイオマス発電所で「爆発音がして煙が見える」と、従業員から消防に通報がありました。

遠藤潮里記者
「爆発のあった建物では、屋根が吹き飛び、骨組みが見えています」

 発電所を運営する「石狩バイオエナジー」によりますと、木くずから作られた“ペレット”をダンプカーから貯留槽に搬入する作業中、搬入口で爆発が起きました。

 警察によりますと、この爆発でダンプカーを誘導していた50代の男性作業員が、手や足にやけどを負い、病院に運ばれました。意識はあるということです。

 運営会社によりますと発電所は、去年3月に運転を開始し、木製の“ペレット”などを燃やして発電していて、これまでに事故はありませんでした。

ただ、これまで“ペレット”を扱う発電所では、ベルトコンベアの摩擦熱で発火したケースや、長期間の保管で発酵されて、自然発火したケースがあったと、経済産業省が報告しています。

 警察と消防が、今回の爆発の原因を調べています。

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