去年12月、福岡県糸島市にある学校の建築工事現場で窓の清掃をしていた男性作業員が7メートルの高さから転落し、死亡しました。

この事故について、必要な安全対策を講じていなかったとして、福岡中央労働基準監督署は19日、ビル清掃会社と現場責任者の男性(51)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのはビル清掃会社「小田商会」(福岡市中央区)と、この会社で現場責任者を務めていた男性です。

福岡中央労働基準監督署によりますと、去年12月27日、糸島市にある学校で当時建築工事が進められていた校舎の3階で、ひさしの上で窓の清掃作業を行っていた男性が7メートルの高さから転落し、死亡しました。

労働安全衛生法では、労働者が転落するおそれがある場所には危険防止のため必要な措置を講じることが求められていますが、この現場では足場などが組まれていなかったということです。

福岡中央労働基準監督署は現場責任者の男性の認否を明らかにしていません。

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