新潟市に本社を置く北陸ガスは19日、自社システムの保守業務委託先のネットワークサーバーに外部からの不正なアクセスがあり、保管されていた顧客情報が第三者に閲覧された可能性があったことを発表しました。

不正アクセスがあったのは、東京ガスの子会社「東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)」です。これにより、サーバーに保管されている情報が第三者に閲覧された可能性があることが9日に判明したということです。
TGESでは、ネットワークへの外部経路を速やかに遮断し、以降の外部アクセスができないようにしています。

北陸ガスでは、自社顧客の氏名や住所などと地図をひも付けるマッピングシステムの保守業務をTGESに委託していましたが、これらの情報の外部流出や不正利用は確認されていないということです。なお、金融機関の口座情報やクレジットカード情報は含まれていないということです。

不正アクセスを受けてTGESでは、警視庁など専門機関と調査を進めていますが、現在のところ、外部への情報流出の痕跡は確認されていません。

新潟県内では、長岡市水道局でもマッピングシステムの保守業務をTGESに委託しており、顧客情報が閲覧可能な状態になっていたことがわかっています。

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