世界遺産登録を目指す『佐渡島の金山』をめぐり、鉱業権を所有する「ゴールデン佐渡」が商業採掘を再開しないことを約束する表明書を提出していたことが分かりました。

『佐渡島の金山』については、ユネスコの諮問機関・イコモスが6月に、「鉱業権の所有者が商業採掘を再開しないことを明確に約束すること」など3点について「情報照会」の勧告を出していました。

その後、新潟県や文化庁への取材で、鉱業権を所有する「ゴールデン佐渡」が、商業採掘を再開しないことを約束する表明書を2日に文化庁へ提出していたことが分かりました。

このほか、「相川上町の北沢地区を資産の範囲から除くこと」や「相川鶴子金銀山の保護を目的とした緩衝地帯を沖合に拡張させること」については、すでに要請通りに対応することが決まっていて、これでイコモスの指摘した3点の要請への対応を終えたことになります。

登録の可否については、21日からインドで始まる世界遺産委員会で判断されます。

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