青森県板柳町の葛西健人町長がリンゴの生育状況を確認する現地視察を行いました。一部の園地では不受精の「カラマツ」被害などが確認されました。

現地視察は、町内の一部のリンゴ園で開花量不足やカラマツ被害が懸念されているため、8つの園地で行われました。

このうち松山孝洋さんの園地では、主力品種の「ふじ」で生育不良などが確認されました。

リンゴ生産者 松山孝洋さん
「春の花の量が足りなかったのと、中心花がうまく結実出来なかった。側花は残ってくれたが、形が悪い物や中心果より一回りから二回りも小さくなるので、その辺が今年のできなのか」

園地では2023年の猛暑と乾燥で花芽の数が少ないほか、マメコバチの減少による不受精の「カラマツ」被害が確認されました。

また、変形果も多く、わい化栽培の「ふじ」がいつもの年の3割程しか着果しない園地も見られました。

板柳町 葛西健人町長
「あまり大きいというか、春のマメコバチの状況から見てそこまで深刻化はしていないと思っている。農家に聞いても少ないのは少ないが、それなりに着果している。わい化は負けている所があるが、全部負けているわけではない」

板柳町では着果した実を丁寧に管理し、収量の確保と品質の向上に務めるよう激励するとともにマメコバチが増えるよう、芦萱の確保を検討したいとしています。

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