優雅に泳ぐ熱帯魚の後ろに映る丸い地球。高さ2万メートル以上から見た景色です。

 17日、人を乗せてその2万メートル越えを目指したのが、北海道江別市の気球ベンチャー「岩谷技研」です。

17日未明、北海道十勝地方の士幌町で行われたフライト試験の様子です。

ヘリウムガスを入れた気球には、人が乗るキャビンがぶら下っています。

 気温や気圧の変化に耐えられる特殊なつくりで、乗客の特別な訓練は必要ありません。

 岩谷技研 岩谷圭介社長
「実験というより練習フライトに近いもの。一歩一歩やっていこうというステップ」

「3、2、1…行ってらっしゃい!」

 飛び立った気球は、約5時間のフライトで北海道帯広市内に着陸。

到達高度は、速報値で目標の2万メートルを超えました。

一方、着陸には課題も残り、今後検証していくとしています。

 気球による宇宙遊覧は、ことしの夏以降の実現を目指していて、北海道から青い地球を眺める時代が、もうそこまで来ています。

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