SNSを使った投資詐欺の被害で山梨県富士吉田市の50代の男性が現金1700万円あまりをだまし取られました。

警察によりますと今年3月、男性のSNSに有名な実業家を装った人物から「株式投資に興味はありませんか」とメッセージが届きました。

投資に興味があった男性はこの人物とやり取りを始め、アシスタントの女性を名乗る人物の勧めで取引用のアプリを登録し6月、指定された口座に130万円を振り込みました。

男性はサイト内で利益がでていたことから現金あわせて800万円を振り込んだ上、女性から「サービス料を支払わなければ利益が消滅する」と言われたことからさらに840万円を振り込みました。

その後も現金を要求されたことから男性が不審に思い、警察に相談して詐欺と気付いたもので、被害額は1770万円に上ります。

県内では7月、上野原市の60代の男性がSNSを使った投資詐欺で1700万円をだまし取られる被害があったばかりです。

警察では被害に遭うまでの典型的な流れがあるとしています。




【SNS型投資詐欺について】

①SNS上の広告バナーをタップする
②著名人や自称投資家をかたる者が主催するグループに招待される
③同じグループ上で儲かっているなどと投稿があり、相手方を信用する
④著名人のアシスタントをかたる者と1対1でのSNSのやりとりが始まる
⑤偽の利益を掲載させたり、少額の利益が被害者の口座に振り込まれる
⑥利益を出金しようとすると、高額出金の手数料名目などで、さらに多額の現金や暗号資産を送金するよう伝えられる
⑦最終的に相手方と連絡が取れなくなる。

警察はSNS型投資詐欺に注意するよう呼びかけています。

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