身元のわからない遺体の写真から生前の似顔絵を描く復顔法という技術を学ぶ講習会が宮城県警本部で開かれました。

鑑識技能伝承官 安倍秀一さん:
「着衣や所持品も含めて年齢をしぼっていく」

講習会には、県警本部や県内の各警察署から9人が参加し、県警の鑑識技能伝承官安倍秀一さん(74)が講師を務めました。安倍さんは、東日本大震災で身元不明遺体の似顔絵を作成し、24人の身元判明につなげました。

講習会では、実際の遺体の写真が使われ、参加者は、安倍さんの指導を受けながら目や歯の位置を元に、生前の顔を描いていきました。

鑑識課の警察官:
「毎回基本に立ち返った勉強になるいい機会だと思って受けている」

県警鑑識技能伝承官 安倍秀一さん:
「生前はどうなっているのかを(遺体の)写真のほうから読み取ってもらって描く。読み取る技術を身につけてほしい」

県警鑑識技能伝承官 安倍秀一さん

この講習会は、「復顔法」の技術を向上させようと2012年から、毎年開かれています。

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