梅雨明けも間近となりそうな空模様の中、海や川で遊ぶ機会が増える夏休みを前に、島根県松江市の小学校で万が一の場合を想定した授業が行われました。

17日、松江市の川津小学校で行われた水泳の授業。
児童は、服を着てプールに入ります。

川津小学校では、69年前、修学旅行中の児童らを含む168人が犠牲となった「紫雲丸沈没事故」についての学習を続けていて、その一環として、6年生が、元消防士から着衣泳の講習を受けました。

もし、溺れてしまった場合、大事なのは「ウイテマテ(浮いて待て)」。
慌てて、手をあげたりすると、体は水の中に沈んでしまいます。
溺れないためには、静かに、鼻と口を水面から出す姿勢を取ることが大事になります。

児童
Q.服を着てプールに入ってみた感想は?
「水着よりも、(体が)動かしにくかった」
「川の事故とかは遭ったことないけど、ペットボトルとか簡単なもので浮けることが分かったから、それを活かしていけたらいいなと思った」

また、川の増水などで避難する場合、ランドセルは浮きやすい形状になっているので、後ろではなく、体の前に抱える方が良いといったことも学んでいました。

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