能登半島地震の発生以降、事業者の雇用維持や被災した人たちの仕事の確保が大きな課題となる中、石川県は対応拠点となるサポートセンター「ILAC(アイラック)能登」を7月から輪島市に開設しました。

ILAC能登が開設されたのは、能登空港にある県の奥能登行政センター内です。

被災地では徐々に事業者が営業を再開する動きが見られる一方で、被害の大きい奥能登では未だ半数ほどが休業していて、今後、廃業の増加も懸念されています。

また、再開を決めた場合でも求人や求職のミスマッチのほか、休業の長期化で雇用の維持や人材確保が課題となっています。

こうした状況を受け、ILAC能登では関係機関と連携し、被災した事業者や労働者の課題を迅速に把握した上で、適切な支援を行っていくということです。

また、県は雇用の確保に向け、従業員宿舎の新設や借り上げなどの費用を助成する特例制度を7月1日に創設し、被災地の事業再生をバックアップしていきます。

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