相次ぐ物価上昇による学生たちの経済的負担を支援する取り組みです。宮城県名取市の尚絅学院大学に16日から、期間限定で200円のランチメニューが登場しました。
野菜の小鉢が付いた学生たちに人気のチキンチーズカツタルタルの定食。
通常550円相当のメニューが日替わりで200円です。尚絅学院大学の学食では、16日から始まった200円ランチをお目当てに、さっそく学生たちが列を作っていました。
この格安メニューは、相次ぐ物価上昇により、経済的に困窮している学生を支援することなどを目的に、2016年から続けている試みです。学生たちは友達とテーブルを囲み、ランチタイムを楽しんでいました。
学生:
「200円で食べらっるっていうのはすごくありがたいなあと思います。食材費とかコンビニで買う時も飲み物買うのも、値段が高くなっていて大変」
「すごいおいしいです。やっぱり品数が多いので満足感もあるし。いつも夜ごはんや昼ご飯を作ってるんですけど、食材、肉も卵も高くなって、200円で提供できるのはすごいなって」
差額分はどうやって捻出?
尚絅学院大学では、200円ランチにかかる差額に、在学生の保護者と教職員全員でつくる「尚学会」の予算を充てています。
尚絅学院大学学生生活課 小野寺浩太郎さん:
「野菜が高い、単純にご飯を買うお金が毎月毎月かさんでいって、他の出費に充てられないということが(学生から)聞こえてくるので、やっぱり昼食だけは学食を使って安く済ませられればいいなと」
16日は、提供を開始して30分あまりで完売しました。この200円ランチは、7月30日まで、尚絅学院大学の学生を対象に1日80食限定で提供されます。
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