6月19日から7月13日にかけて塩釜市に住む男性が警察官や検察官などを装う電話で現金およそ5000万円をだまし取られました。
警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、6月19日午後2時半頃、塩釜市に住む自営業の60代男性の携帯電話に大阪府警察の特殊犯罪課を名乗る男から
「あなたがマネーロンダリングのリストに載っている
個人情報が漏えいしているが、心当たりはないか」
などと嘘の電話がありました。
その後、LINEアカウント「大阪府警察特殊犯罪課」を登録するよう指示され、ビデオ通話を行いました。

翌日には、検事を名乗る男のアカウント「東京地検中西」を登録するよう指示され、やりとりを行いました。
やりとりをしていると、「中西」という男に
「あなたに逮捕状が出ています 
極秘捜査なので、誰にも言うな 
あなたの資金を移す必要がある」
などと言われ、男性は指示された通り、インターネットバンキングで口座を新しく開設し自己資金およそ5000万円を移しました。

そして、今月9日から13日にかけて、男性は「中西」に言われた通り、携帯電話を使いインターネットバンキングで6回にわたって5つの口座におよそ1000万円ずつ振り込みました。

6回振り込んだ後、不審に思った男性がインターネットで検索したところ同じような手口の被害があり、詐欺だと気づきました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。

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