地域に伝わる、藍染めの復活です。山口県萩市の小学生が16日、自分たちで育てた「タデアイ」を使って藍染めに挑戦しました。

藍染めに挑戦したのは、山口県萩市の川上小学校の全校児童14人です。5月、学校の花壇に植えた「タデアイ」の葉を摘み取りました。

そして「たたき染め」に挑戦です。木綿の白いハンカチを広げ、タデアイの葉を置いてその上からハンマーでたたいていきます。

学校のある川上地域では、江戸時代の半ばから終わりごろまで、藍染めが盛んに行われていました。その後、衰退し、藍染めは地域から消えかけていました。学校では「萩まちじゅう博物館」の協力を得て藍染めを復活するプロジェクトに取り組んでいます。

きょうの藍染め体験で児童は、葉に含まれる染色成分をハンカチに移して、思い思いのデザインを描いていました。

中にはゴジラや三角定規、黒板など、子どもたちの想像力を作品に写していきます。

8月下旬には「絞り染め」も体験する予定で、作品は11月のふるさと祭りで展示することにしています。

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