相次ぐ鹿児島県警の不祥事を巡る動きです。強い調査権限を持つ百条委員会の設置が県議会で議論される中、今月19日に常任委員会を開き、再び、県警の野川明輝本部長に説明を求めることになりました。

県警をめぐっては、今年4月以降、警察関係者4人が情報漏えい、盗撮などで逮捕、起訴され、このうち1人にはすでに有罪判決が出ています。
さらに、今月に入ってからも、南さつま警察署の男性巡査長が酒気帯び運転をしたとして懲戒処分を受けています。

これらの不祥事案のうち、内部情報を漏えいしたとして逮捕、起訴された前の生活安全部長・本田尚志被告は「野川本部長が隠蔽しようとした」と主張していますが、野川本部長は「隠蔽の意図は一切ない」と否定しています。

この問題を巡って県議会の一部の会派が、強い調査権限を持つ百条委員会の設置を要求していますが、結論はでていません。

こうした中、県議会は、今月19日に総務警察委員会を開き、先月に続き、再び、野川本部長ら県警幹部に説明を求め、百条委員会を設置するかどうかなど、今後の対応を決めるということです。

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