日本中央競馬会(JRA)の騎手で、レース中の落馬事故で入院していた藤岡康太(ふじおか・こうた)さんが10日、死去した。35歳。滋賀県出身。JRAが11日、発表した。6日に兵庫県宝塚市の阪神競馬場でスウィートスカーに騎乗した第7レースで落馬、頭部と胸部を負傷。関係者の話では、意識不明の状態が続いていた。  JRAによると、中央競馬の騎手がレース中の事故で死亡したのは1954年以降では20人目。2004年に当時20歳の騎手が落馬事故で亡くなって以来だった。  藤岡さんは07年3月にデビューし、JRA通算803勝。重賞は22勝をマークした。GIは09年にジョーカプチーノでNHKマイルカップを制し、昨年にはナミュールでマイルチャンピオンシップに勝って2勝目を挙げた。父の健一さんは競走馬の調教師で、兄の佑介さんもJRAの現役騎手。


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