15人が犠牲となった2007年7月16日の中越沖地震から17年。
最大震度6強を観測した柏崎市で、小学校の避難訓練が行われました。

「訓練、訓練。大きな地震が発生しています。机の下に入るなど身を守る行動をとりなさい」

柏崎小学校では、中越沖地震が発生した日に合わせ、毎年訓練を実施しています。

2007年に起きた中越沖地震では、柏崎市や長岡市などで震度6強を観測。
住宅被害は4万4000棟を超え、犠牲者は15人に上りました。

あれから17年。
柏崎市立柏崎小学校は、きょうの訓練で津波も想定し、全校児童およそ330人が4階に避難。避難は5分4秒で完了しました。

「しゃべらないようにとか、走らないようにとか、気を付けました」

その後は、柏崎市の職員から放射性物質がヒトに及ぼす影響や原発事故が起きた時に取るべき行動など、原子力防災について指導を受けました。

【柏崎市 防災原子力課 職員】
「放射線は便利なものだけど、危険なものでもあります」

― 大きな揺れが起こったらどうする?
「最初に机とかに頭を隠して行動したいと思った」
「危ないところを確認して安全な行動をとりたい」

地震後に生まれた子どもたちは、訓練を通して、地震や津波、原子力災害への備えや行動について理解を深めていました。

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