宮城県の村井嘉浩知事は16日の定例記者会見で、かつて宮城県庁に在籍していた兵庫県の齋藤元彦知事がパワハラ疑惑の渦中にあることについて、「(宮城県庁時代は)職員の評判は非常によかった。高く評価している人物で正直驚いている」と述べました。

兵庫県の齋藤元彦知事は、総務省時代の2013年から2016年まで宮城県に出向し、市町村課長や財政課長を務めました。当時、東日本大震災からの復興の陣頭指揮を取っていた村井知事を支え、2021年に齋藤知事が兵庫知事選に出馬した際は、村井知事が兵庫に足を運んで応援しています。

兵庫県 齋藤元彦知事

16日の定例会見で村井知事は、齋藤知事の宮城県庁時代を振り返り次のように話しました。

村井知事:
「非常にまじめな方でして、一生懸命に仕事をしてくれました。歯を食いしばって残業しながらでも仕事をしてくれたし、市町村課の課長の時も財政課の課長の時も職員の評判は非常に良い方でした。そういう意味では私は非常に高く評価をしている人物です。今回なぜこのようなことが起こったのか、正直驚いているところです」

また、同じ都道府県知事として頻繁に連絡を取っていたと話し、次のように述べました。

村井知事:
「私は知事会長として、しょっちゅう連絡も取るが、今までと何ら変わりはない。変わってしまったという印象は持っていない。百条委員会が開かれるということであれば、ご自身の言葉でしっかり説明されるべきと思う」

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