16日午後、愛知県の高浜市役所で、男がガソリンとみられる液体をまいて火をつけました。現在5人が病院に搬送され、うち1人は全身に火傷を負う重傷です。

警察と消防によりますときょう午後3時ごろ、高浜市青木町の高浜市役所で「市役所1階で来客がガソリンをまいて火をつけた」と消防に通報がありました。

消防車など14台が出動し、火は20分ほどで消し止められましたが、60代の男性が全身に火傷を負うなどの重傷で救急搬送されたということです。

このほか40代の女性、30代の男性2人、20代の女性1人のあわせて4人が手や頭に軽いケガをして病院に搬送されたということです。

捜査関係者によりますと男は、現場で職員とみられる人の名前を叫んでいたということで事前に市役所に電話していて、その際にトラブルになったとみられています。ペットボトルにガソリンとみられる液体を入れ、刃物を持って市役所に押し入った上、液体を自らかぶって火をつけたとみられています。

高浜市の男性議員によりますと火が付いた1階は、生活に関する届け出などを行う部署が入っていて、普段から市民が多数出入りしているということです。

議員は「事件が起きることが信じられない」などと話していました。警察は当時の状況を詳しく調べています。

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