東京・千代田区が発注した工事をめぐり、入札情報を業者に漏らした罪などに問われた元区議に対し、東京地裁はさきほど、懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

千代田区の元区議・嶋崎秀彦被告(64)は2020年、区の元部長と共謀して区が発注した複数の工事の入札情報などを漏らしたほか、その謝礼として落札業者から現金や商品券などを受け取った罪に問われています。

嶋崎被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めたうえで、入札情報などを業者に伝えた理由について、「選挙対策の時に大事だった」「長年の付き合いがあり、どうしても断れなかった」などと明かしていました。

検察側は「常習的に癒着する中で不正の対価として賄賂を積極的に要求していて悪質である」と指摘し、懲役2年6か月を求刑していました。

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