島根県警松江警察署は15日、個人情報が書かれたノートを屋根に載せたままパトカーを走らせて紛失したと明らかにしました。
紛失があったのは14日で、午前7時10分頃に松江警察署地域課勤務の女性巡査（20代）が立ち寄り先の津田交番でパトカーのトランクを整理した際にノートを挟んだバインダーを屋根に載せた後で失念し、そのまま交番を出発して市内のどこかで落としたということです。
ノートには巡査が事件事故の調べや相談に対応した際にメモした10数人分の住所氏名や聴取内容などが書かれていました。
当日午後4時10分頃に、警察職員の女性が松江市西津田3丁目地内を通りかかった際、歩道にバインダーが落ちているのに気付いて松江署に連絡し、落としたのが分かりました。
パトカーはこの場所を通っていたということですが、発見時にはノート以外にバインダーに挟まれていたそれぞれ1人分の個人情報が書かれた書き損じの被害届とメモは残っていたものの、ノートだけがありませんでした。
警察では何者かがノートを持ち去った可能性があるほか、書き損じの被害届とメモについても第三者の目に触れたおそれがあるとして、現在関係者に個別に連絡を取り説明を進めているということです。
なおこれまでのところ、該当の個人情報が悪用されている形跡はないものの、関係者には今後不審なことがあれば警察に連絡して欲しいと求めています。
そして今後もノートの発見に努めるとともに、職員に対して個人情報の管理に関する教育を徹底して再発防止に努めるとしています。
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