4月から始まった福岡・大分デスティネーションキャンペーンにあわせて、4月26日にデビューする、JR九州の新しい観光列車が、19日、報道関係者にお披露目されました。

福岡県北九州市にある、JRの車両基地でお披露目されたのは、4月26日から運行を始める「かんぱち・いちろく」です。

この列車はJR久大線を経由して、別府と博多をおよそ5時間で結びます。車内では県内外の有名飲食店が手がける食事を楽しめるほか、途中の停車駅では住民からのおもてなしを受けることができます。

黒をベースとした高級感が漂う列車は3両編成の全席指定で、座席は3人掛けのソファータイプと、向かい合わせに座るボックスタイプの2種類から選ぶことができます。

(吉田キャスター)「列車の先頭と最後尾には、畳敷きの個室のスペースが設けられています」

6人まで利用できる個室には、九州産のイグサを使った畳が使われていて、グループでの旅行にぴったりです。

(吉田キャスター)「この車両には長い一枚板で作られたバーカウンターがあります」

沿線の特産である日田杉で作られた、およそ7.6メートルのカウンターが設置されました。ここでは、客室乗務員が飲み物や軽食を販売します。

(JR九州・古宮洋二社長)「地元の方々とのふれあい、地元の食材、色んなものを感じてもらうことが九州自体の宣伝になると思いますので、ものすごく期待している列車です」

4月26日から運行がスタートする「かんぱち・いちろく」。地域の魅力を全国に発信する観光の起爆剤として大きな期待がかかります。

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