職員の一斉退職などで先月から休園が続いていた、札幌市内の3つの認可保育園の問題。
札幌市は、承認を得ずに休園したとして12日付けで認可を取り消しました。

認可が取り消されたのは、札幌の「ちゅうわ清田保育園」「ちゅうわ発寒保育園」「ちゅうわ南郷保育園」の3つの認可保育園です。

 関係者によりますと、3つの保育園はことしの5月末から先月にかけて、給料の未払いや人員不足などで職員と経営者が対立。

 職員が一斉に退職し運営する中和興産が先月3日までに施設を休園させたため、74人の園児は転園を余儀なくされました。

 札幌市によりますと、保育園などを休園する際には、児童福祉法に定められた市長の事前承認が必要です。
しかし、中和興産はその手続きをしないまま休園させたとして、今回の処分となりました。

 中和興産をめぐっては、助成金の水増し申請の疑惑も持たれていて、札幌市は引き続き調査を続けています。

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