コロナ禍で長野県が行った旅行割引事業の支援金100万円余りをだまし取った疑いで逮捕された上田市の旅行業の男が12日、起訴されました。

詐欺の罪で起訴されたのは、上田市下之条(しものじょう)の旅行業・「国際ホリデイ」を経営する岸田直博(きしだ・なおひろ)容疑者74歳です。

起訴状などによりますと、岸田被告は、2021年の12月中旬、コロナ禍で県が行った地域観光緊急支援事業「信州割SPECIAL」の支援金について、209人分の旅行を架空に申請し、102万7500円をだまし取ったとされています。

長野地検は、岸田被告の認否を明らかにしていません。

県は、岸田被告が経営する旅行代理店「国際ホリデイ」が支援金などを不正受給したとして、9900万円余りの返還を求めていて、警察に刑事告発もしています。

警察は引き続き余罪の捜査を進めています。

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