高齢者へのニセ電話による詐欺被害を未然に防いだ銀行員に、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、長崎銀行浦上支店の大場真二さんと久松彩花さんです。

2人は6月、口座開設のために来店した70代の女性がLINEを見せながら「宝くじに当たった人から当選金を分けてもらえる」などと話したため、不審に思い、女性を説得するとともに警察に通報し、詐欺被害を未然に防ぎました。

女性のLINEには宝くじに当たったという人物から‟億り人キャンペーン”と題し「当選金1億円を分ける」という内容が送られてきていました。

長崎銀行浦上支店行員 久松彩花さん(19):
「複数人の名前を使ってメッセージがずっと一方的に送られてきている状況で怪しいなと思って対応しました」

店長代理・大場真二さん(37):
「銀行の本部からも色々指導や話は聞いていましたので、お客様の資産を守ることができてよかったと思っています」

長崎県警によりますと、今年に入って県内では既に70件のニセ電話詐欺の発生が確認されています。警察では「電話などで面識がない人からお金に関する話を持ち掛けられたら必ず詐欺を疑う」よう呼びかけています。

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