横浜銀行から多額の融資金をだまし取っていたとして不動産コンサルティング会社の社長の男らが逮捕された事件で、警視庁は男が千葉銀行からも融資金をだまし取っていたとして再逮捕しました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、東京・港区の不動産コンサルティング会社の社長・藤本優容疑者(32)です。

藤本容疑者は2019年、申請者の男性がアパートを購入するためにローンを申し込む際、源泉徴収票などを偽造し、「千葉銀行」から融資金およそ2億9500万円をだまし取った疑いが持たれています。

警視庁によりますと、藤本容疑者は申請者の男性に対し、ローン審査を通しやすくするため年収をおよそ10倍、金融資産をおよそ400倍多く見積もるよう指南していたということです。

申請者の男性も不正を知りながらローンの審査を申請し、金をだまし取っていたとして、書類送検されています。

藤本容疑者をめぐっては、今年3月に「横浜銀行」から同様の手口で融資金およそ2億7000万円をだまし取った疑いで逮捕されていて、警視庁は他にも複数の金融機関から総額32億円以上をだまし取っていたとみて余罪を調べています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。