中山間地に暮らす高齢者の日常の買い物支援が課題となる中、長野県小川村で、新たに官民が連携して、村の中を回る移動販売車が導入されることになりました。

小川村にやってきたのは、食料品や日常用品を載せた移動スーパー「とくし丸」。

村の社会福祉協議会と、県内でスーパーを展開する「デリシア」などが連携。

移動販売車の導入を決め、19日、関係者が調印しました。

このあと、さっそく、住民などが移動販売車での買い物を体験。

荷台に並ぶ生鮮食品などを買い求めていました。

人口2200人余りの半数が65歳以上という村では、2023年暮れ、村内に1軒だけあったスーパーが閉店。

高齢者の買い物先の確保が課題となっていました。

調印式に参加した女性:
「これだけ入っていればありがたいですね。いつもスーパー行って見るものがほとんど入ってます」

染野隆嗣(そめのたかつぐ)村長:
「移動販売車が地域に、自宅の周辺に、来ていただけるというのは、大変利便性が向上するんだろうと、そんな風に考えております」

移動販売車の営業は、週明けの22日から始まり、土日を除き、村内のそれぞれの地区を曜日を決めて回ります。

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