青森県階上町の住宅から3日前に逃げ出した体長1m以上のトカゲ。11日に無事捕獲されました。

見つかったのは、逃げ出した場所から数十メートル離れた住宅です。

飼い主涙ながらに「間違いなく『おせろ』でした」

11日午後3時45分ごろ、階上町赤保内の住宅に集まる警察官たち。しっかりと捕まえているのは7月8日から行方がわからなかったトカゲです。

体長が1.1mある「ブラックアンドホワイトテグー」という品種で、黒と白のまだら模様であることから、「おせろ」の名前で飼われていました。捕獲を伝えられた飼い主は、涙ながらに―。

飼い主
「確認できました、間違いなく『おせろ』でした。近所の方々も探してくれたり、私に寄り添って肩をなででくれたり、本当に申し訳ない気持ちとありがたい気持ちでいっぱいです…」

専門家は「逃げた現場から数百メートル以内にいる可能性が高い」

脱走した「おせろ」。飼い主は7月8日に階上町赤保内の自宅で「おせろ」をケージにいれて屋外で日光浴をさせていたところ、姿が見えなくなりました。

爬虫類の専門家・日本爬虫類両生類協会の白輪剛史理事長は青森テレビの取材に対して、トカゲはネコなどの外敵に襲われることを恐れるなどとして「逃げた現場から数百メートル以内にいる可能性が高い」としていました。

その言葉通り、逃げ出した場所から「数十メートル離れた住宅」でトカゲは見つかりました。

発見した女性「『よかった』その一言です」

今野七海記者
「きょう午後3時40分ころ、このあたりを歩いていたトカゲが発見されました」

発見した近所の女性は
「そこでテレビを見ていて、なんかカサッと音がしたような気がした。そこから覗いて見たらいるんですよ。エアコンからちょっと離れたところに。『よかった』その一言です」

発見した女性は3日前にトカゲが逃げ出した時に道路を歩いているのを目撃していて、その後、大きく移動していなかったとみられています。飼い主によりますと、トカゲは雨に濡れるのを嫌って動かなくなる習性がありますが、現場では、11日午後2時ごろに雨が上がり天候が回復していました。

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