島根県浜田市と江津市にまたがるしまね海洋館アクアスは、メスのシロイルカ・アーリャが、11日未明、死んだと発表しました。
アーリャは、7月1日に赤ちゃんを出産したばかりでした。

しまね海洋館アクアスによりますと、アーリャは1999年9月からアクアスで飼育され、推定年齢は26歳から28歳でした。

アーリャは7月1日にメスの赤ちゃんを出産後、エサを食べなくなり、おなかをすぼめたり伸ばしたりする腹痛をうかがわせる行動をとるようになったっということです。

アクアスでは24時間体制で見守りを続け、採血や抗生物質の投与などを行っていました。

しかし、11日未明に泳ぎがおかしくなり、意識も無くなったため獣医師が蘇生措置を行いましたが、午前1時41分、死んだことが確認されました。

残された赤ちゃんには飼育員が3時間おきに人工ミルクを与えているということです。

今後、鳥取大学農学部で解剖し、死因を調べることになっています。

アクアスの湊直樹館長は、
「アクアスを支える柱を無くした喪失の痛みに襲われています。アーリャのためにも残された赤ちゃんをしっかり育てていきたい」
と話しています。

また島根県の丸山知事も
「先週3頭目の赤ちゃんを出産したばかりで、本当に残念です。昨年亡くなった『ケーリャ』とともに、子どもたちの成長と活躍を天国から見守ってくれると思います」
とのコメントを出しました。

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