2022年に行われた「長崎県知事選挙」に関する政治資金収支報告書について、虚偽記載の疑いが指摘されている現職の大石賢吾知事は11日、予定していたスイスでのNPT再検討会議・準備委員会への参加を「見送る」と発表しました。

大石知事は、7月22日からスイスのジュネーブで行われる「NPT=核拡散防止条約」の再検討会議に参加し、サイドイベントではスピーチも予定していました。しかし11日、自身の参加は見送り、代わりに馬場裕子副知事を派遣すると発表しました。

参加見送りの理由について、県秘書課は「議会対応や県民への説明など状況を総合的に判断した」としています。

大石知事は自身が初当選を果たした2022年の知事選に関し、迂回献金や政治資金収支報告書の虚偽記載の疑いが指摘されており、指摘を受け自身の後援会の収支報告書を「6月中に訂正する」と表明していました。
しかし大石知事は7月11日の県議会でも「精査中で正確を期すことが重要だ」などと発言し、対応を先延ばしにしている状態です。

県は一連の問題に対する対応のため、東京で予定していた公務の中止も発表しており、知事への疑惑への対応が公務に支障をきたす状態となっています。

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