徳之島町出身で「医療界の革命児」と呼ばれ、衆議院議員も務めた徳田虎雄さんが、10日夜、神奈川県内の病院で亡くなりました。86歳でした。

徳田虎雄さんは1975年に医療法人・徳洲会を設立。全国に次々と病院を開設し、「医療界の革命児」と呼ばれました。現在、徳洲会グループの病院と診療所、クリニックは全国最大級の108か所、このうち鹿児島県内は20か所を数えます。

1983年には政界にも進出し、保岡興治さんと繰り広げた激しい選挙戦は、「保徳戦争」と呼ばれ全国的に注目を集めました。2003年ごろから全身の筋肉が動かなくなる難病・ALSを発症し、闘病を続けていました。

徳洲会によりますと、徳田虎雄さんは、10日夜、8時15分に神奈川県内の病院で亡くなりました。86歳でした。

葬儀は家族葬で行い、後日、お別れの会を開くということです。

徳田さんの訃報を受けて、幼少期を徳之島で過ごした塩田知事は、「心から感謝したい」と述べました。

(塩田知事)「私が小さい頃の50年ぐらい前は、徳之島でも診療所はあったが、医者が常駐ではなかったと記憶している。離島の医療の充実など、大変貢献していただいた。心から感謝を申し上げ、敬意を表したいと思っています」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。